Coffee aid Day Kumamoto 2024
【開催日時】2024年11月30日 11:00~16:00
【開催場所】熊本市桜町3番10号サクラマチクマモト1Fメインエントランス
【来場者数】約2,000人
【展示パネル数】犯罪被害者紹介パネル24枚
【後援】府中刑務所、熊本刑務所、熊本市、(公社)被害者支援都民センター、(公社)くまもと被害者支援センター、熊本保護観察所
【協賛】サクラマチクマモト、㈱山鹿蒸溜所、Calmest Coffee Shop
【協力】スターバックスコーヒー株式会社、森澤企画研究舎、崇城大学芸術学部デザイン学科奥田ゼミ、JUNCTION Coffee Roaster、熊本大學珈琲研究會、犯罪被害者支援大学生ボランティア「くすの輪」、玉名高等学校、第一高校放送部OG
趣旨
Coffee aidとは、NPO法人coffeeaid2021開催するチャリティーイベントで、コーヒーを通じた犯罪被害者支援と社会貢献を行うプロジェクトです。
2021年から始まったチャリティーイベントですが、昨年と今年は東京で開催したこともあり、地元熊本でも開催してもらいたいとの声を多く受けて、犯罪のない街づくりをテーマに今回の企画となりました。
今回のもうひとつのテーマは「若い力」であり、これからの社会を担っていく学生や若年スタッフを育成して、犯罪被害者支援の活動等に携わってもらうことにしております。
犯罪被害を受けた方々の遺族からのメッセージを掲載した紹介パネルの展示をメインに、コーヒーの無料提供やステージイベントも計画し、多くの方に楽しみながら犯罪被害者支援について理解してもらうイベントを開催します。
概要
2年ぶりに熊本の地で開催することになった犯罪被害者支援のイベントは、サクラマチクマモトの協力により1階のメインエントランスというオープンなスペースでの開催となりました。
会場でのサインや装飾関係は、崇城大学芸術学部デザイン学科の奥田ゼミに担当していただき、展示パネルの中央にはdahliaの園田ケンイチ氏によるユーカリやもみの木を使った素晴らしいモニュメントが飾られました。
キッズコーナーは、「くすの輪」に缶バッチの製作やガチャ、紙芝居などの企画をしてもらいました。
ステージイベントでは、スターバックスコーヒーの宇野氏とJUNCTION Coffee Roasterの田崎氏によるコーヒー農園の話、後援機関と学生によるディスカッションやコーヒーのドリップ大会など終始楽しい雰囲気で来場の方々が楽しめました。塚原まきこさんをメインMCに迎え、学生MCの2人にイベントを盛り上げていただきました
コーヒーコーナーでは、スターバックスコーヒーとCalmest Coffee Shopの協力により無料でコーヒーを提供していただき、Calmest Coffee Shopのブースでは熊本大學珈琲研究會の面々がコーヒーを淹れ続けて、延べ2,000杯のコーヒーを提供することができました。来場者数は、あくまでの推計値ですが2,000人近くの方々に来場していただき、その方々がコーヒーを片手に犯罪被害者の紹介パネルやNPO法人Coffee aid 2021の活動報告、各後援機関の施策の紹介パネルなどに見入っておられました。
チャリティーグッズの販売コーナーでは、府中刑務所の受刑者が作ったコーヒーカップやコースター(無償)、崇城大学芸術学部の学生が作ったコーヒーキャンドルやオーナメント、玉名高校生が作ったTAMACOFFEE(ドリップバッグ)、リサファームからは地元晩白柚を使ったリサジャム、山鹿蒸溜所からはコーヒー樽で熟成したコーヒー豆を使ったバレルエイジドコーヒーを提供していただき、その売り上げは犯罪被害者支援に役立てることになっております。
今回は、高校生6人、大学生(院生を含む)20人がボランティアとして参加しており、会場の運営に協力していただいたことに併せて、それぞれが犯罪被害者支援や犯罪のない街づくりについて感じてもらえたものと思っております。
また、普段馴染みの少ない府中刑務所と熊本刑務所や熊本保護観察所、熊本市、被害者支援センター等の行政及び関連機関にも横断的に協力してもらい、これまでにない充実した犯罪被害者支援の啓発イベントになりました。
最後になりますが、事故死であろうが、事件死であろうが、自死であろうが、病死であろうが、どんな亡くなり方も大切な人がいなくなるということには変わりなく、また自分もいつ当事者になるかもわからない、そのように常日頃から思っております。
だから、そういう思いで今を過ごしてもらいたいし、自身や他の人の命を大切にしてもらいたい、そんな気持ちでいっぱいです。
これからも、このような周知啓発イベントを、ささやかに続けていこうと思っておりますので、引き続きご協力をお願いいたします。